WCS世界社会奉仕プロジェクト(国際奉仕)

地区プロジェクトに参加する形で、毎年アジアの途上国に対して援助している。最近では、カンボジア国立小児病院へ血液分析器の寄贈とその現地調査、タイ公立学校への清潔なトイレ建設プロジェクトなど積極的な支援を行った。

 

2008-09年度 タイ公立学校4校に清潔なトイレ建設プロジェクト(地区推奨)

『小学校(タイ4校)のトイレ改築プロジェクトに参加して』―08-09年度のマッチンググランド―

 
インターナショナルパートナー:R.I.2680地区、宝塚武庫川R.C.

ホストパートナー:R.I.3340地区、ナコーンラーチャシマR.C.

 

 トイレの改築が完了したとの連絡をうけ、4月8日~11日にタイのバンコックより東北400㎞の学校を訪問し、譲渡式に出席しました。 8日当日、PM4:00(日本時間6時)到着。先行しておられた西宮甲子園R.C.の森田氏と3340地区ガバナーMr.Siriの出迎えをうけ、250㎞東北のコナーンラーチャシマ市へ直行。PM7:20クラブメンバーの待つ料理店に到着し大いに歓迎をうけた。〔3340地区は59クラブ。コナーンラーチャシマR.C.は会員39名で、今期も含めて3名のガバナーを出しているアクティブなクラブ〕。ホテル到着PM9:50。 9日AM7:40ホテル出発。途中ロータリアンと合流しホテルよりさらに150㎞北東でプレートの写真で4番目の小学校を目指した。まず幹線を1時間北方に移動し、途中より東方へ簡易舗装の山路を進んだが、外観は九州の山波ハイウェーを走っている感じで、民家もまばらで、殆ど赤土でタピオカの畠が両側に広がり、出発して2時間後広い校庭のある立派な小学校に到着。この学校は2680地区が07-08年度に雨水の貯水槽(コンクリート)つくり、濾過機(フィルターを交換しなくてもよい新しいタイプ)を備えていた。トイレは4校全て同じ設計で改築され、女子用3室、裏側に男子用便器5個が設置され、正面の中央にロータリーのマークが、下にD2680と宝塚武庫川R.C.名が記入されたプレートが設置されていた。式典では前述の雨水プロジェクトと今回のトイレ改築の両方の譲渡式が行われ、私も簡単な挨拶を行ないました。午後は国立病院訪問。翌10日はプレートの№3の小学校訪問をしましたが、紙面の都合で省略します。国際奉仕は現地を訪問してこそ奉仕の喜びを実感します。

(原稿:水谷重康会員、2010.7.21掲載)

 

今期 (2008-09) のWCSプロジェクトの報告

 

リーRI会長は、3Hプロジェクトの重要性を説いておられます。3Hプロジェクトは、Health健康  Hunger飢餓  Humanity識字率向上の頭文字がすべてHであることからそのように呼ばれています。本年度は、WCSのプロジェクトとして「タイ公立学校5校に清潔なトイレ建設プロジェクト」に支援をしております。タイの水の問題は、大変深刻で子供たちの重要な健康の問題でもあります。

 

支援の内訳は、お手元の資料より、我がクラブから10万円、宝夢CSクラブから10万円の計20万円、タイの担当クラブから1000USドル(約10万円)です。これがマッチンググランド、地区のDDFにより17,500USD (約200万円)となります。最終的な資金は、我がクラブの支援の約10倍になります。このプロジェクトのタイでの視察は5月頃だと聞いています。また、参加希望者を募りたいと思います。

 

(原稿提供:国際奉仕委員長金岡保之/2009.2.5国際奉仕委員会プログラムより)

トイレ側面図
トイレ側面図
トイレ鳥瞰図
トイレ鳥瞰図

CLEプログラム

CLEプログラム (ゲストスピーカー 兵庫教育大学大学院 堂本先生)

 

今日は、ゲストをお招きして、CLEプロジェクトについて考えてみたいと思います。CLE: とは、Concentrate Language Encounter 語学力集中研修講座のことです。このプロジェクトは、RIポリオプラスの後の目標といわれています。3Hプロジェクトでもありましたが、Humanity「識字率向上」は貧困からの脱出に貢献すると言われています。我がクラブがカウンセラーとなり、サポートした堂本先生は、地区の「CLEによる英語教育の研修とプロジェクト視察」で、本年118日から24日の7日間、フィリピンのマニラ近郊小学校に参加されております。堂本先生のご略歴はテーブルに配布しております。それでは、堂本先生よろしくお願いします。

 

(原稿提供:国際奉仕委員長金岡保之/2009.2.5国際奉仕委員会プログラムより)